第三世代の携帯電話ボーダフォン!

iphoneやスマホが定着する前の携帯電話業界はボーダフォンという携帯ブランドが流行していました。ボーダフォンとは、携帯サービスを運営していた日本テレコムが2001年、イギリスに本社を置く世界最大の多国籍携帯電話事業会社である「ボーダフォングループ」の傘下になったことによりスタートしました。

この時代の携帯はNTTドコモやエリクソンなどによって開発された第三世代携帯電話サービス「ボーダフォングローバルスタンダード」(略称VGS)が開始され、大いに普及して使用出来るエリアも急速に広まりました。しかし一部の地域では最高速度が制限され、競合するNTTドコモやauの機種に比べると性能的に劣る部分も見られました。

ボーダフォンは家族の間での通話が月額315円になる「家族通話定額」、月額840円の「メール定額」、1,050円から4,095円の2段階でパケット通信を定額で利用出来る「デュアルパケット定額」、ボーフォン全加入者を対象にメール、通話を月額315円で利用できる「LOVE定額」という4つの定額の料金体制が売りでした。

iphone時代が到来する前の当時、全国のいたる所にボーダフォン専門ショップが並び、携帯業界の主流としてボーダフォンの名前は浸透していました。

2003年に正式にボーダフォンが社名に!

当初はJ-フォン株式会社のひとつのブランドだったボーダフォンですが、2003年にJ-フォン株式会社からボーダフォン株式会社に正式に社名変更 、ブランド名もボーダフォンに統一されました。当初はJ−フォンという名称を残してボーダフォンブランドだけを展開することを継続する予定でしたが、親会社であるボーダフォンの当時の社長の決断で、子会社であるJ-フォンは社名をボーダフォンに変更することになりました。

しかし2006年3月、イギリスのボーダフォン本社は、ボーダフォン日本法人をソフトバンクに1兆7,500億円で譲渡することを発表しました。その数ヶ月後の10月、ボーダフォン株式会社は社名を「「ソフトバンクモバイル株式会社」へ変更、社名だけでなくブランド名もボーダフォンからソフトバンクへと変更することを発表しました。株式会社ボーダフォンが誕生してからわずか3年でボーダフォンの名称は終了したのです。

その2年後の2008年にアップルがiphoneを発表、各会社は自社のスマートフォンの開発を行うようになり、本格的にiphone、スマホの時代に突入しました。iphone時代が到来する前のわずかな期間でしたが、ボーダフォンは日本の携帯電話の主流として業界を席巻していました。