
ソフトバンクグループの携帯電話事業ブランド
ソフトバンクは携帯電話のサービスブランドの一つで、通信事業など様々な事業を展開しているソフトバンクグループの中の一つです。携帯電話の端末のラインナップとしてはW-CDMA方式による第3世代携帯電話のSoftbank 3GやHSPAサービスの3G ハイスピード、HSDPA方式による第3.5世代携帯電話のSoftbank Xなどがあります。また料金プランは国内音声回線あての通話がすべて無料になるスマ放題や、ソフトバンク契約回線への音声通話が無料になるホワイトプランなどがあります。
ブランド名の変更を繰り返したソフトバンクの歴史とは?
ソフトバンクは元々1991年から1992年にかけて日本テレコムが主体となって設立したデジタルホンがその始まりです。1994年に日本テレコムと日産が共同出資する形でNTTドコモやDDIセルラーに次ぐ第3の勢力として携帯電話事業を開始しました。
それ以降東名阪ではデジタルホン、それ以外の地域ではデジタルツーカーのブランドで事業を展開していましたが、1999年から両社を統合してJ-フォンを設立、全国統一ブランドとなります。
その後2002年には契約数がauを上回って国内2位の携帯事業会社となりましたが、2001年に筆頭株主である日本テレコムがイギリスの企業であるボーダフォンの子会社となったことからJ-フォンもボーダフォンブランドの中の一つとなり、2003年からは商号とブランド名をJ-フォンからボーダフォンへと変更することになります。ボーダフォンとなってからは契約数に伸び悩むものの、2005年には業界初となる料金定額サービスの「LOVE定額」を発表、大きな話題となりました。
しかし2006年には親会社であるイギリスのボーダフォンが日本法人のボーダフォンをソフトバンクに譲渡することが決定、10月には会社名、ブランド名ともにソフトバンクへと変更されました。
ソフトバンクになってからはユニークなTVCMで人気を博し、2007年のCM好感度調査で年間首位を獲得しました。
そして2008年にはアップルとiphoneの販売契約を締結したことでも大きな話題をさらいます。翌年の2009年にはiphone3.5の販売を開始、2010年にはiPadの日本国内独占販売も行い、これらiphone効果もあって一気に契約数を伸ばしました。また2012年にもiphone5の販売を開始しています。
そのほか2014年にはW-CDMA方式を運用していない通信帯を利用してLTE方式によるサービスを始めたことでも話題を集めました。