
「『会う』に始まり『合う』に行き着く」が名前の由来のau
auとはKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話におけるサービスブランド名です。国内では携帯電話の市場占有率でNTTドコモに次いで2位を誇ります。1998年から通信技術方式としてアメリカのクアルコム系通信技術方式であるCDMA2000を採用、携帯電話やタブレット端末などの通信サービスとしてau 4G LTEやau 3Gといったサービスを提供しており、2017年現在では販売されている端末のシリーズのほとんどがau 3Gの通信方式を採用しています。
auという名称は携帯電話を介して人やモノとの出会いが生まれることから、「『会う』に始まり、『合う』に行き着く」というブランドコンセプトを「au」の2文字でシンプルに表現したことがその由来です。また「Access to u(you)」がその語源であるとも言われていたり、Access、Always、Amenityの「a」とUnique、Universal、Userの「u」で構成されている、という説明がされることもあります。
auのこれまでの歴史とは?
auの前身は日本移動通信(IDO)とDDIセルラー系列の地域会社です。1990年代にそれぞれ携帯電話事業を展開していたこの両グループが2000年7月に全国統一展開のためにブランドを「au」として一本化、同年10月にはそこにKDDも加わり、3社が合併する形で「KDDI」が発足しました。
auの携帯電話における事業展開は2002年に「着うた」のサービスを開始し、2004年には「着うたフル」を開始するなど、ライバル社であるNTTドコモやソフトバンクとの差別化を図り注目を集めます。また2008年には新共通プラットフォームであるKCP+を搭載した端末を発売したことでも話題となりました。
auにおいて最初のスマートフォンである「IS01」と「IS02」を発売したのは2010年で、翌2011年には世界初となる「Windows Phone 7.5」を搭載した「Windows Phone IS12T」を発表しました。また同年にはソフトバンクと同じくiphone 4SをKDDIでも取り扱うことが発表され、auは2011年の時点で唯一Android、Windows Phone、iphoneという3つの主要スマートフォンを取り扱う国内唯一のキャリアとなりました。
2012年にはiphone5を発売してさらに契約者数を広げ、2014年には契約者数が4000万契約を突破したことを発表しました。